ソーラーフロンティアの成り立ち
前身の昭和シェルソーラー社の時から、独自の化合物系CIS太陽電池を研究開発し、100%国内工場で生産している会社です。
CIS太陽電池は実発電量が多い
太陽電池の性能は、一般的に変換効率(一定面積の中でどれだけ多く出力できるか)で比較されます。CIS太陽電池は、実際の発電量では変換効率の高い結晶シリコン電池に勝る出力を発揮します。
①CISは高熱に強い
シリコン系の太陽電池は熱に弱く、夏場の高熱時は出力が落ちてしまいますが、シリコンを使わないCIS太陽電池は、夏場でも大丈夫です。
②天気や時間に関わらず
曇りの日や朝夕の日射量の少ない時間にも、比較的多くの発電量が得られること。また、太陽光パネルに影がかかるような時でも、結晶シリコン系太陽電池と比べて、大幅な出力ロスを出さないことは合計発電量にも大きく差が出ます。
③太陽光に当ててテスト
初期値に対して、実際に太陽光に当てて使った時に、10%前後出力が上がることがテストの結果で明らかになりました。
…上記実証試験等をもって、(ソーラーフロンティアの)CIS太陽電池は、実発電量が多いことが確認されました。
CIS太陽電池自体がエコ
CIS太陽電池は、銅・インジウム・セレンなどの化合物で構成されますが、原料金属の総量が1円玉8個分と省資源で省コストです。
経年劣化が少ない
使い続けることで、更に発電量に差が出てきます。
25年後の出力 単結晶:現在の82 ~ 85%まで落ちる
25年後の出力 CIS :現在の92 ~ 93%の出力を保つ
人体にも優しい
構成要素の大半を占める、銅・亜鉛・セレン・硫黄・モリブデンは体内にも存在する人体にも安全な物質です。それに加えてごく微量のインジウム・ガリウムが入り、CIS太陽電池は、強アルカリにも酸性雨にも溶け出すことなく、製造から利用時そして最終的に廃棄となる各段階で、環境そして私たちの健康に優しい製品と言えます。
多くの太陽電池で使われている有害物質のカドミウムを、ソーラーフロンティアの製品では使用していないということも評価されるべき点です。